過去の活動
孤立・孤独対策 子育て世代の孤立防止活動

子育てサークル運営

私が地域活動を始めた原点のひとつが、子育てサークルの運営です。
今から26年前、長男を出産したことをきっかけに、友人と一緒に子育てサークルを立ち上げました。
当時はまだインターネットやSNSが普及しておらず、スマートフォンもありませんでした。今のように気軽に情報を検索したり、同じ悩みを持つ人とつながったりすることは簡単ではありませんでした。
私は結婚を機に地元を離れ、近くに両親もおらず、知り合いもほとんどいない環境で子育てをしていました。
もちろん、何かあれば実家の両親や友人に相談することはできます。しかし、それだけでは埋められないものがありました。

それは日常の孤独です。

子どもと二人きりの毎日。

誰とも話をしない日。

ちょっとした悩みや不安を共有する相手がいない生活。

当時は男性の育児参加も今ほど一般的ではなく、育児の中心は母親でした。

そんな中で、「同じように子育てをしているお母さん同士がつながれる場所が必要だ」と感じたことが、活動を始めたきっかけでした。

-----------------------------

私たちは会員同士で「交換ノート」を回していました。

5人ほどのグループを作り、一人がお子さんの成長のことや子育ての悩み、日常の出来事などをノートに書きます。そして残りの4人がその内容にコメントを書き込み、ノートを郵送で次の人へ回していく仕組みです。

今で言えばSNSのグループチャットのようなものかもしれません。

顔を合わせる機会が少なくても、誰かが自分の話を読んでくれている。

誰かが返事を書いてくれる。

そのつながりが大きな支えになりました。

また、定期的に会報誌も発行し、子育て情報の共有や会員同士の交流を行いました。

活動は少しずつ広がり、最終的には愛知県と岐阜県を中心に約120名の会員が参加するサークルへと成長しました。

-----------------------------

今でも子どもへの虐待や育児放棄のニュースを見るたびに考えます。

もちろん様々な事情がありますが、その背景には「子育ての孤独」が存在していることも少なくないのではないでしょうか。

誰にも相談できない。

誰ともつながっていない。

助けを求める場所がわからない。

そうした孤立が深刻な問題につながることがあります。

私は子育てサークルの活動を通じて、人と人とのつながりが持つ力を実感しました。

そしてこの経験は、現在取り組んでいる地域活動や孤立・孤独対策、高齢者支援、動物福祉活動など、すべての活動の原点になっています。

人は一人では生きていけません。

だからこそ、誰も孤立しない地域づくりを目指して、これからも活動を続けていきたいと考えています。
子育てサークル運営